勤医協札幌看護専門学校【国語】(2022年)じっくり解説【問題1】(7)問九

勤医協札幌看護専門学校の2022年の国語について解説します。勤医協札幌看護専門学校では、過去問題を公開してくれていますので、以下のリンク先から入手して下さい。

入試情報・学費 > 過去の入試問題 | 勤医協札幌看護専門学校 (kinkan.ac.jp)

まめじぃ

まずは上のリンク先から2022年の過去問を入手して、解いてみて下さい。その上で、以下の解説と読み比べながら、答え合わせをしましょう。今回は問題一の、問八です。

ななみ

傍線「う」(「私の教育の成果」)について、どんなことを言っているのか、次の空らんに本文中から四十五文字以上、五十字以内で抜き出して、答えなさい、という問題です。初めの五文字と終わりの五文字を抜き出すのですね。

まめじぃ

「45文字以上、50文字以内」これは長いよな。

あと大事なポイントとして

「読点も一文字と数える」

とある。

ななみ

え、それがどうかしましたか?

まめじぃ

「読点も一文字と数える」

とは、読点「、」を1文字に含んでいる、ということだな。

ななみ

あたりまえですよね。

まめじぃ

そうかな?

本文中の文字数を計測するときに、「読点も入れて」45文字以上、50文字以内、だと教えてくれているんだから、それで相当、絞り込みが可能となるぞ。

ななみ

そうなのかな・・・とにかく抜き出す箇所が長いです・・・。

まめじぃ

そう。「長いところ」を探せばいいの。もう一度、最初の段落から、筆者の「教育方針」について述べているところを探していけば・・・

ななみ

ああ!見つけた!

本文を読んだとき、問題を解く前から、接続詞「だから」に着目していたんです。

「だから」という接続詞の後には、筆者自身の主張や意見がくるでしょう?必ず何かしら、読解のカギになると予想していました。

まめじぃ

うむ。それはワシが日ごろから七海さんに口すっぱく教えているところだからな。できて当然だが、しかし、できていて、偉いぞ。

第二段落は「だから」で始まっているな。筆者の考えがくる、と示してくれている。

そして第二段落最初の文には「折にふれ教育している」という記述がみられる。ここが怪しいな、と踏む。

この箇所の文字数を数えてみると・・・

ななみ

「思いやり、いたわる心なども医師にはなくてはならぬ心であり、私も学生に対して、折にふれ教育している」

この箇所を、5文字ずつ区切って数えます。

「思いやり、/いたわる心/なども医師/にはなくて/はならぬ心/であり、私/も学生に対/して、折に/ふれ教育し/ている」

5×9+3文字ですから、

48字ですよ!

まめじぃ

正解が導き出されたな。こうやって「接続詞」が正解を導くキーワードになってくれることは多い。

「だから」

「つまり」

「したがって」

が代表格。

筆者が自分の考え、意見を述べるところには、決まった接続詞がくる。

そこは、読解問題において、非常に重要な箇所であるんだな。

ななみ

解けると楽しい!

正解は、五文字ずつ抜き出すので、

思いやり~育している

ですね。

では次回はいよいよ問十です!

つづく。

勤医協札幌看護専門学校【国語】(2022年)じっくり解説【問題1】(8)問十

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