看護学校受験:あなたの英語力をチェック!(レベル1)第5回(最終回)~
こんにちは。まめじぃです。
生徒の海野七海です。
今回は5回目です。第1回がまだの方は、そちらから順番にお願いします。
では、以下の本文の赤文字部分を学びましょう。
レベル1:Who is Elizabeth Blackwell?
Elizabeth Blackwell was an amazing woman. She was the first woman to study to become a doctor at an American university, and she did indeed become a real doctor. Thanks to her becoming a doctor, other women were also able to become doctors. She even established a school for women to become doctors. Thanks to her, women were able to become doctors and the status of women improved.
課題5:本文の赤文字の部分、Thanks to her, women were able to become doctors and the status of women improved.を日本語に訳しなさい。
では例によって、区切ってみますね。
Thanks to her, / women / were able to become doctors / and / the status of women / improved.
彼女のおかげで / 女性たちは / 医者になることができた / そして / 女性の地位は / 向上した
うまく区切ったな。
improveは「改善する」と訳すこともできるが、ことばの成り立ちを考えたとき「価値を高める」という元々の意味があるから、本文のimprovedは「向上した」と訳したぞ。もちろん「改善した」と訳しても正解とする。
ところで、improveのイメージとして覚えておいて欲しいのは、元々、悪いところ、問題点があって、それが良くなる、という感覚だ。この言葉の元になったアングロノルマン語emprowerでは、「利益を上げる」・「価値を高める」という意味を持つ言葉だった。
それで、結局日本語訳はどうなるかな?
まめじぃは本当に言語学好きなんですね💦アングロノルマン語は入試に出ません💦
さて、訳してみると、
彼女のおかげで、女性たちは医師になることができたし、女性の地位は向上した。
Thanks to her, women were able to become doctors and the status of women improved.
よくできました。
言語学も好きだけれど、それ以上に「歴史」や「物語」を関連させて覚えると、記憶する作業がはかどるんじゃ。
脳をひとつの装置として考えると、記憶力にも限度はあるから、余分な事まで覚える余裕はない、みたいに思われるかもしれないが、実はそうじゃない。
「余分なことまで関連させて覚える」ことで、インプット・アウトプット共にやりやすくなる。つまり記憶力は関連するエピソードなども一緒に記憶した方が伸びる。間違いない。
「エピソード記憶」ってある位ですからね。なるほど。
うん・・・ちょっと違うけれど、まあよし。
文法事項としては、
the status of women improved
を、S+V(主語+動詞)とパッと見て判別できたかどうかだな。ここだけ見れば第一文型なんだな。
「五文型」の判別ですね!
准看護学校受験レベルだと、そこまで厳密に練習する必要は無いという意見もあるけれど、それでも英文の基本の5つの型を知っているのと知らないとでは、理解力に大きな差が出てくるからな。
もし、その辺を詳しく知りたいと思ったら、以下の本がオススメ。
『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』(大岩秀樹 東進ブックス)
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さてこれまで5回に分けて「レベル1」の読解にチャレンジしてきました。いかがでしたか?
わたしは最初、ほとんど読めませんでしたが、単語の意味を調べて、文法の解説を受けてから、もう一度読み直すことで、結構理解できるようになった気がします。
「レベル1」なので、エリザベス・ブラックウェルがどんな人なのか、まだボヤっとしているけれど「レベル2」に向けたウォーミングアップとしては、まあいいかな。
初読からスラスラ読めて、意味も文法的にも理解がちゃんとできていたよ、という人は「准看護学校受験」に関しては、もう十分な英語力を備えていると言ってよい。
しかし、意味が取れなかったところや、わからないところがあった場合は、もう一度、中学英語と馬鹿にせずに、基礎の基礎から英語の学習をやり直してみよう。