面接対策講座(2)面接官は何を見ているか
面接対策講座の第2回目。
テーマは「面接官は何を見ているか」。
え?前回「人物を見ている」とおっしゃっていましたね。
そうなんだ。では具体的に、何を見ているんだろう。
うーん。わたしだったら「目」を見ますね。真剣さとか、本気度とか、あっ、この人、ウソついたな、とか。
それはあるな。
もちろん、面接官と一口にいっても、いろんな方がおられるから、10人いれば10通りの見方がある、ともいえる。
しかし「共通点」は必ずあるんだな。
そりゃそうですね。
主に「3つの視点」がある。
なるほど「どんな人物かを見る」=「適性を見る」ということですね。
そうだ。それぞれ解説していくぞ。
まず「1,第一印象」。
いろんな面接ガイドに「理想的な身だしなみ」が紹介されているな。あれ、めちゃくちゃ大事だからな。
そうなんですか?就活生を見ていると、どうも「量産型」というか、みんな同じ身なりで、個性が無いな、と感じますけれど。もっと「自分らしいファッション」をアピールすればいいのに。
面接官が見たいのは、表面上の薄っぺらい個性じゃない。
「組織の一員として、チームの一員として、協調性を持って責任を果たせる人なのか」だろ。
それができたうえでの「個性」を見る。
そういう場では「量産型」こそ、最強の装備なんだ。
職場では皆同じ制服を着るだろう。なぜなら、ひとつのチームとして一体感を持たせたいから。
第一印象は、見た目も重要ですが、他にもありますよね。所作とか、声とか。
「肌感覚」とは何ですか?
言葉にはできないが、何となく「いいな」と思わせる雰囲気。これは言語化がとても難しい。理由はわからないが「一緒にいて安心できる」とか「一緒にいて楽しい」とか、そんな人、いるよな。それと同じ理由で、「あ、この人と一緒にがんばりたい」・「あ、この人に自分の知っていることを受け取ってもらいたい」と面接官が直感で思うことは、ある。
わかる気がします。まめじぃはブサイクで不愛想だけど、何か安心できるっていうか
そう、それが「肌感覚」・・・泣いていい?
次「2,コミュ力」は?
ここ誤解されがちだが「上手にしゃべろうとしなくていい」。
・誠実に、真剣に、相手の話を聞く(姿勢を見せる)。
・相手の話をちゃんと聞いた上で、誠実に、真剣に、伝えようと努力する(姿勢を見せる)。
これだけでいい。この点も、今後講座の中で一緒に取り組んでいくぞ。
次「3,熱意」は、言うまでもありませんね。「がんばります」と口で言うのは簡単だけれど、さっきの「肌感覚」と一緒で、面接官がどう感じとるか、ですね。
本当にそうだ。「熱意」なんてもんは、感じるものであって、何か具体的に数値で測れるものではないな。自分がいくら「努力します」・「いっしょうけんめい取り組みます」と言葉でアピールしても、面接官に届くかどうかは、わからない。
だからこそ、第1回の「基本のキ」で触れたように「自分がどんな人物か」を見られている以上、
こんな人間です
というのを伝えていかないと。
だから「志願理由」と「自己PR」は、すべての受け答えの「土台」になるんだな。
なるほど。
では復習として、もういっかい「図」を掲載しておく。「どんな人物か」を見るとは、「適性」を見ること。「適性」を見るために、「3つの視点がある」ということ。そこを念頭において、準備を進めよう。
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