勤医協札幌看護専門学校【数学】(2022年)じっくり解説【問1】(10)
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今回は勤医協札幌看護専門学校2022年数学【問1】(10)の解説。これで【問1】は全部の解説を終えることになる。
U={x|1≦x≦10,xは整数}を全体集合とする。Uの部分集合A=1,2,3,4,8} B={3,4,5,6} C={2,3,5,6,9} とするとき・・・
を求めよ。
え?これ何を求めよっていってるの?
「集合」の問題だな。
これな、記号の意味がわからんと、さっぱりだよな。
つまり、AかBか、どちらか一方に属し、Cには属さない、そんな集合を求めよ、というんじゃな。
記号の意味を完全に忘れていました
これを見て、パッと何をすべきかイメージできるようになるには、やっぱり「理解」だけではなくて、何度も手を動かし問題を解くことが大事だな。
A~Cの部分集合は以下のとおり。
そっか。記号の意味さえわかれば、あとは「あてはまるもの」を抽出していけばよいわけですね。
まずは「AかBかどちらか一方に属する」ものを抽出すると、
(A∪B)={1,2,3,4,5,6,8}
です。
だな。(A∪B)={1,2,3,4,5,6,8}の中で、「Cに属さない」ものを、抽出する。
(A∪B)={1,2,3,4,5,6,8}
で、C={2,3,5,6,9}
だから、
(A∪B)={1,2,3,4,5,6,8}
「1,4,8」が答えですね。
そのとおり。記号の意味さえわかってしまえば、何てことのない問題だったな。
こういうの「数学の読解力」とワシは呼んでいて、語彙力の重要性は何も、国語や英語だけの話じゃないんだな。
いよいよ次回から【問2】に入る。
勤医協札幌看護専門学校の数学、【問1】だけで60点分の得点配分があるんですね。1問たりとも落とせないなあ。ぜんぶ教科書の基本事項だけで解答できますからね。
そうじゃ。もし手元に教科書があるなら、教科書こそ、最も大事にして欲しい。それにプラス『白チャート』があれば、基本事項は万全、といえるだろう。
では次回へつづく。
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