勤医協札幌看護専門学校【数学】(2022年)じっくり解説【問1】(9)
※勤医協札幌看護専門学校の入試問題については、学校が過去問題を公開してくれていますので、そちらから入手して下さい(入試情報・学費 > 過去の入試問題 | 勤医協札幌看護専門学校 (kinkan.ac.jp))。
今回は勤医協札幌看護専門学校2022年数学【問1】(9)の解説。
まって!これ!「サチココバヤシコバヤシサチコ!」数Ⅱで習う「加法定理」じゃない!?
おお「加法定理」を知っておったのか。「サイタコスモス」ではなく「コバヤシサチコ」で習ったんだな。まあ、それならば、話ははやい。
ほい。終了。
じゃなくて!だいたい、何で数Ⅰの範囲に「加法定理」が出てくるの?
ワシに言われてもな。でも「加法定理」に頼らなくても、数Ⅰで学習する範囲で解くことはできる。
じゃあ最初からそれを教えてよ~
「加法定理」という便利な公式を知っていれば、上記のようにすぐに解けるんじゃが、こんな方法も、ある。
まずはふたつの「確認」をしておこう。
(1)90°-θの三角比
(2)180 °-θの三角比
これは数Ⅰの教科書にも出てくる基本事項ですね。
だな。これを用いて、与式にあてはめてみるんじゃ。
あれあれ?全部「10°」で統一されてしまいましたね・・・
そうなんじゃ。全部同じ10°になったな。でもって、この式を整理しちゃう。
なるほど。「アレ」が使えるわけですね。
そう。アレ。
「三角比の相互関係」!!
では、解答までを一気にまとめるぞ。
解けた!!
な?「加法定理」を知っているだけで、解き方が圧倒的に楽になるだろう?
そりゃそうですけど、数Ⅰの範囲でちゃんと解けるんですから、わたしはそっちを選びますよ。数Ⅱの範囲まで勉強している暇ないもん。
そりゃあそうなんだけど、問題作成者は「あえて」・「わざと」この「数Ⅱの加法定理を知っている人に有利な」問題を出しておるな。現役生が有利、ってことだ。心してかかりなさい。
ふん。負けないもん。次回はいよいよ【問1】(10)。つづく。
“勤医協札幌看護専門学校【数学】(2022年)じっくり解説【問1】(9)” に対して1件のコメントがあります。