面接対策講座(4)「志望動機」と「志願理由」はどう違う?
面接で「志望動機」を聞かれた時と、「志願理由」を聞かれた時、これ、同じ答えでいいんですか?どう違うんですか?
そもそも、書面で「志願理由」または「志望動機」を記入して提出している場合、あえてわざわざ「志願理由を教えて下さい」とか「志望動機を聞かせて下さい」といった質問はされにくい。
最近も「志願理由(志望動機)は聞かれなかった」という報告ばかり届いている。
とはいえ、聞かれることもあるんですよね?
うむ。そして、もし聞かれなくても、「志願理由」や「志望動機」は、自分の面接の受け答え全ての「土台」となるものだから、しっかり深堀りして、人に話せるようにしておかないといかん。
それで最初の質問に戻りますが
「志望動機」
「志願理由」
これ、どう違うんですか?
いっしょ。中には「違いを明確に」と指南している書籍も見かけるが、違いを明確に求めてくる面接官は、学校関係者でまずいないだろう。なぜなら、そこを明確に分けて聞く必要性が無いからだ。
ただ「理由は?」と聞かれたら「~からです」と答える事だけ注意して、それ以外に関しては、同じ内容で構わない。
国語のプロを目指しているわけではないから、「志望」と「志願」の違い、「動機」と「理由」の違いを国語学的、語彙論的に説明する必要性もない。
そうなんだ。
自称「面接のプロ」が、いろんな本を出しているが、考えてみてくれ。看護学校の先生方は、看護のプロであって、面接のプロではない。医師会の先生が面接官なら、その方は、お医者さんだからな。
この人を看護師として育てたいか、学生として受け入れたいか、そこを見るわけだから。
では、わたし、作ってみるので、添削お願いしますね。
うむ。その前に注意点だけ述べておく。
1,「なぜ看護師を目指すのか」と「なぜ御校を受験するのか」を、明確に分けて、なおかつ両者を連携させて作ろう。
2,明確に分ける理由は「なぜ看護師になろうと思ったか」と、「なぜ本校を志望したか」の、両方を別々に聞かれても、それぞれちゃんと答えられるようにしておきたいから。
「学校の志願理由」だから、看護師になりたい理由なんていらない、と指導しているところもあると聞くが、そんなことはない。
【思い描く看護師像】があって、それを実現するため、だからこそ御校を目指していると、そういう話につないでいきたい。
3,「誰でも言えること」は可能な限り省こう。
”患者さんの気持ちになって”
”地域医療に貢献したい”
”チームの一員として”
言うだけなら、誰でも言える言葉だよな。使っちゃいけないわけじゃないけれど、もっと「あなたしか言えないこと」があるだろう。
ない?
いや、ある。
それを深堀りしていかないといかん。
それについても、今後やっていこう。
では次回、「志望動機(志願理由)」について、詳しく教えて下さいね!
うむ。では、つづく。
“面接対策講座(4)「志望動機」と「志願理由」はどう違う?” に対して1件のコメントがあります。