看護学校受験:あなたの英語力をチェック!(レベル1)第1回
こんにちは。看護専門学校・准看護学校受験対策専門塾「なすらぼonline」を運営しています。まめじぃと申します。
生徒の海野七海です。
さて今回は、入試科目に英語がある方に向けて、いまどのくらいの英語力があるか、チェックさせて頂こうという取り組みの第1弾をお届けします。
最初はカンタンなものからお願いしますね!
当然じゃ。題材は「エリザベス・ブラックウェル」の伝記。Wikipediaの記事を元に文章を作ってみた。なぜ彼女を題材とするのか、わかるかな?
ナイチンゲールの方が有名だと思います。どうしてなんですか?
全国の看護学校の過去問題をずっと見ているけれど、彼女の伝記があちこちの学校で入試問題の題材になっているから。頻出している。
なるほど。それでは問題をお願いします。
うむ。それでは七海さん、次の文章をまずは何も無し(単語の意味などを調べない)で読んでみて欲しい。
あなたも一緒に読んで下さい。スラスラ読めて、意味も完璧に理解できるなら、レベル1はクリアです。
レベル1:Who is Elizabeth Blackwell?
Elizabeth Blackwell was an amazing woman. She was the first woman to study to become a doctor at an American university, and she did indeed become a real doctor. Thanks to her becoming a doctor, other women were also able to become doctors. She even established a school for women to become doctors. Thanks to her, women were able to become doctors and the status of women improved.
上記本文をプリントアウトして日本語訳を書き込むための練習プリントをダウンロードできます。
読みました!でも何が書いてあるかは、ほとんどわかりません!てへ!
心配せずとも、これから一緒に課題に取り組みつつ、解説していくから、大丈夫。先に解答を見ておこう。
(訳)エリザベス・ブラックウェルは素晴らしい女性でした。彼女はアメリカの大学で医者になるための勉強を初めてした女性で、実際に医者になりました。彼女が医者になったおかげで、他の女性たちも医者になることができました。彼女はさらに、女性が医者になるための学校を設立しました。彼女のおかげで、女性たちは医者になることができ、女性の地位も向上しました。
こうして読んでみると、すごく難しい事が書いてあるわけではないのですね。
うむ。文法的に理解できていて、問題なく正しく訳せたなら、レベル1は合格。
正しく訳せない箇所や、文法的にあやふやな箇所があるなら、解説を読んで学ぼう。
では、ひとつずつ見ていこう。
課題1:Elizabeth Blackwell was an amazing woman. について、「was」と「an」に気をつけて日本語になおして下さい。
「気を付ける」ってどういうこと?・・・ええと、
エリザベス・ブラックウェルは、ひとりの、すばらしい女性でした。
Elizabeth Blackwell was an amazing woman.
これでいいですか?
「was」はisの過去形で、不規則動詞ですね。
「an」は冠詞。次に続くamagingが母音(a,i,u,e,o)で始まるので、a→anになります。
ちゃんと勉強しとるな。ただ、anはここでは訳出する必要はない。なぜなら「ひとり」であることは自明のことだからだ。
だから訳は、
エリザベス・ブラックウェルは、すばらしい女性でした。
Elizabeth Blackwell was an amazing woman.
となる。
ところで「レベル低すぎ」と感じたあなた。読み飛ばしても良いけれど、冠詞の存在意義をちゃんとわかっていますか?
冠詞には定冠詞(the)と不定冠詞(a/an)があります。
aはoneと語源が同じ。theはthatと語源が同じ。
なぜここは不定冠詞なのか説明できますか?
こら!まめじぃ!「レベル1」でしょ!何よいきなり難しい話して!
いや基本中の基本だぞ。定冠詞theを使うときは「あの」・「あなたも知っている」という意味を含む。anを用いるのは「多数いるamazing womanの中のひとり」という意味になる。実際世界中にamazing womanは数えきれない程いるからな。
そこからa/anには「ある~」という訳し方ができるようになる。
an amazing woman = ある素晴らしい女性
ただし今回の例文では、anの訳出は必要ないな。自明のことだから。
ひとりで子育てしながら看護師を目指す七海さんだって、an amazing womanだぞ。
オッケーもっとほめて。
冠詞は「名詞を修飾する」といいますが、広い意味では形容詞みたいなものですね。でも名詞に冠詞がつかない場合もありますね?
そうなんだ。例外として、冠詞が省略される場合もある。
・不可算名詞(数えられない名詞)
・特定の固有名詞(役職・建造物など)
・季節や月、曜日など
・その他
いまは「省略される例外もある」とだけ覚えておいて欲しい。
なにそれ!例外って!
日本語にも例外は多いぞ。日本語を学ぶある留学生に叱られたんだけど「一日」をどうやったら「ついたち」って読めるんだって。
当て字なんだよな。
それだったら「二日」を「ふつか」と読むのも、例外的な読み方だよな。
日本語を学ぶ外国の方々は、こういう苦労を重ねている。
他にも「ヤバい」を正確に英語訳しようとしたら、覚えるの大変だぞ。
ぐっ・・・確かに・・・。
課題1の文で重要なのは、あとは、不規則動詞。覚えていないものがあったら、この機会におぼえてしまって下さい。
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英語の「不規則動詞」をおぼえよう - 看護専門学校・准看護専門学校 受験対策専門塾 なすらぼonline (nurse-lab.online)
私も、もう一度復習しておきます。
第2回に続きます。
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