濃度の計算問題を解くための「Tの型」(8)
さて次の問題。実はこの問題を解くために、これまでの積み重ねがあった、と思って欲しい位に、重要なのだ。
(8)12%の食塩水と8%の食塩水を混ぜて9%の食塩水400gを作りたい。
①12%の食塩水xg、8%の食塩水ygには、それぞれ何gの食塩が含まれていますか。
②上の食塩水を混ぜて9%の食塩水400gを作るには、それぞれ何gずつ混ぜればよいですか。
(木更津看護学院)
本当に「木更津看護学院」って・・・以下略(#^^#)
まずは問題を解く前に、情報を整理しておきますね。
問題文から直接読み取れる情報(=「既知情報」)を整理しました。
計算に必要な、食塩水の重さ(g)が不明なので、x、yとしました。
①は「それぞれ何gの食塩が含まれているか」を答える問題です。すでに作成した図式をもとに、「Tの型」で式を考えます。
8gの食塩水xgの食塩の重さは、濃度の公式
より
左右を掛け算すれば、食塩の重さ(g)がわかります。
同じく8gの食塩水ygも同様です。
これで①の正解が揃いました。
そういうこと。次②だな。
ここで初めて「連立方程式」を用いた濃度の計算が必要となる。これまでの図式化の試みは、ある意味では、この「連立方程式」をサクッと作れるようになるために積み上げてきた取り組みであるともいえる。
連立方程式を作ることで、xとyの両方の値がわかるんですね。
最初に示した図
ここから、実はもう連立方程式が組めていることがわかるのですね!
そうなんだ。この図が完成した時点で、もう「連立方程式」はできたも同然なの。さすが、七海さん。コツコツ学んだ成果が出とるな。
そうそう!どんどん褒めて下さい。
上の図から、2つの方程式が導き出せます。ひとつは「Tの型」を使った、「食塩の質量の関係を表す方程式」です。
ここから、最初の式ができました。
そしてもう一つ。↓の赤丸部分に注目!
ここに、もうひとつ「食塩水の質量の関係を表す方程式」があります。
これで連立方程式が組めましたね。これを解いて(解き方がわからない人はまめじぃに相談しましょう!)
(x,y)=(100, 300)
が出ない人は、「連立方程式」をしっかり復習しなおす必要がありますね(#^^#)でも、大丈夫。方法が理解できたら、すぐできるようになりますからね!
よって正解は、
12%の食塩水100g
8%の食塩水300g
となりますね。
一応ね、この講座、「まめじぃ」の講座なんよね。ほとんどワシいらんよね。
そんなことないですよ。たぶん😊
計算方法がわからない、正解が出ない、という場合は「まめじぃ」に気軽に相談してみましょう。「トップページ」の「お問合せ」から質問してみて下さい。
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