濃度の計算問題を解くための「Tの型」(15)
次はこの問題。
(15)濃度20%のブドウ糖水溶液を薄めて、5%のブドウ糖水溶液1000mlを作りたい。それぞれの量を答えなさい。
①20%ブドウ糖液の量
②加える水の量
(宇都宮准看護高等専修学校)
これ、問題文を見て一瞬迷いました。でも「わからない数値はとりあえず文字に置きかえる」という方針で考えれば、
20%のブドウ糖水溶液・・・xg
薄めるための水・・・yg
こうすれば、連立方程式を立てることができますね!
これを解いて、
x=250
y=750
よって、
①20%ブドウ糖水溶液 250g
②加える水の量 750g
ですね。
わはは。ななみさん、ついに「Tの型」を使わずに解いたな!
あっ。でも「頭の中」には、ちゃんと「Tの型」があるんですよ。でも、図を描かなくても立式ができていました。
そうそう。この過程をな、武道では【守・破・離】というんじゃ。
まずは型どおりしっかりとやるべきことを「守」り、ななみさんは、ちゃんと「図で考えてから式を立てる」というプロセスを根気よく稽古した。
その結果、図式化したものをわざわざ描かなくても、頭の中で考えて、式を立てられる段階まで来られた。これを「破」という。
あとは「離」だな。
これはもう「Tの型」を意識しなくても立式できることを指す。
順調に上達しているぞ。
えへへ。もっとほめて(#^^#)
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